こんにちは。
今回は、Officeのパワーポイントを使用して作成したアニメーションを、TwitterなどのSNSでも幅広く使われているGIF画像に変換して、ブログやホームページなどで活用する方法について考えてみます。
GIF画像とは?
GIF画像とは、ホームページなど幅広く利用されている画像ファイルの形式の一つです。
表現できる色数は256色以下と少なめですが、色数が少ないイラストや図表を画像ファイルにする場合には圧縮率が高くなるため、適したファイル形式です。
また、幅広いWebブラウザで使用可能なアニメーション機能を備えているので、簡単な動画を、画像と同様にペタペタとブログやホームページ、SNSに気軽に貼り付けることができます。(参考:ウィキペディア-Graphics Interchange Format、ウィキペディア-GIFアニメーション)
高画質な動画や、音声付き動画を作りたい場合は、MP4などの動画ファイルを作ってYoutubeなどにアップロードする方法が一般的ですが、
低画質かつ音声の不要なアニメーションであれば、GIFファイルで扱うことによって投稿も簡単ですし、再生も自動的に行われるため、閲覧する側も動画より気楽に見ることができますね。インパクトも静止画より強いのでメリットがたくさんあります!
パワーポイントのアニメーション機能
Microsoft Office のPowerPointは、社会人の方々から学生の方々まで、スライド作成の際に用いられる代表的なツールですね。
スライド作成のみならず、平面図や立体図を作る場合でも視覚的にわかりやすく図の作成が簡単にできるため、今までブログ上の図は全てPowerPointで作成し、PNG画像ファイルに変換して貼り付けていました。
更に、PowerPointにはアニメーション機能が備え付けられているので、スライド発表の際に、物を動かしたり、回転させたり、強調することが簡単にできます!
例として、こんな感じです!
このように、パワーポイントで作成したアニメーションをGIFで貼り付けることができれば、文章も「簡単に」「印象深く」伝えることができますね!
パワーポイント→GIFへの変換の手順
では実際に方法を示していきます。
Powerpointのスライド上で表されるアニメーションを直接GIFファイルに変換して再生することが出来ないようなので、2ステップ必要となります。
が、どちらも短時間で終わる簡単な作業なので大丈夫です。笑
Step 1:スライドをMP4(動画ファイル)として保存する
まずは、Powerpointで作成したスライドを、アニメーション付きのMP4ファイル(動画ファイル)に変換します。
特殊なソフトは不要で、Powerpoint上の操作のみで可能です!
①左上の「ファイル」バーを選択
②「エクスポート」をクリック
③「ビデオの作成」をクリック
④動画サイズを「中」に設定
⑤「ビデオの作成」をクリック
初期設定では動画サイズは「大」になっています。
適した動画サイズを選んでください。
今回はブログに載せるので「中」を選んでいます。
⑥ファイル形式を「MPEG-4(MP4)」に指定する
⑦保存する
ファイル名はわかりやすいものに変えてもらってOKです。
これで、指定されたフォルダに、Powerpointのスライドショーが動画ファイルとして保存されます。
※動画化するスライドを選択する方法
上記の方法を行うと、スライドショーで表示される全てのスライドが連続された動画が出来上がります。
ただ、実際には、作成したスライドのうち1枚のみをGIF化したかったり、
いくつか選択したスライドのみを動画化したい場合があると思います。
その際は、上の「スライドショー」バー、もしくはスライドを右クリックしたメニューから、「非表示スライドに設定」を選択すると、選んだスライドをスライドショーから除外することができ、変換後は残したスライドのみの動画を作ることができます。
Step 2:MP4ファイルをGIFファイルに変換する
パワーポイントのスライドを動画に変換することが出来たので、
あとはこの動画をGIFファイルに変換するだけです。
変換ツールは多数存在すると思いますが、
ここでは、ソフトのインストール不要で、ブラウザ上で変換できる
Convertioというサイトを使用します。
有料版のソフトも販売しているようですが、ブラウザ上でのファイルの変換は無料です。
① MP4ファイルをサイト上にアップロード
中央の赤いバーから、コンピュータ、DropBox、Google Drive、もしくは外部リンクを選択して、変換したい動画ファイルを選びます。
もしくは、コンピュータのエクスプローラ(ファイル表示画面)から直接ブラウザにドラッグ&ドロップしても変換することができます。
②「変換」ボタンを押す
変換後のファイル形式がGIFになっていることを確認して、下部に表示される「変換」ボタンを押下すれば、変換が行われます。
③ 「ダウンロード」ボタンを押す
変換後のGIFファイルをダウンロードすれば完了です!
ダウンロードしたGIFファイルを開いて、静止画ではなく動画として再生されていれば、ブログはホームページ上でも自動的に再生されるGIFアニメーションとして使用できます!
まとめ
- GIF画像を用いればホームページやブログに短い動画を簡単に貼り付けられる
- パワーポイントのアニメーションをGIF画像に変換すれば、複数の画像や動画を用意しなくても、「簡単に」「印象深い」ホームページが作れる
- 変換方法は
「スライドをMP4(動画)ファイルとして保存」
「Convertioをブラウザ上で開き、MP4をアップロードしてGIFアニメーションに変換する」
だけでOK!
パワーポイントに慣れている方や、これからパワーポイントを使ってみたい方は是非お試しください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。